サービス開始直後から大人気の無料のバトロワFPS「Apex Legends」。僕もすぐにプレイして久しぶりにガッツリハマってしまいました。
というわけで今回は、Apex Legendsを遊ぶのに最適な「推奨スペック」を検証・紹介します。
この記事の目次
Apex Legedsの推奨動作環境
必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
CPU | Intel Core i3-6300 3.8GHz | Intel i5 3570Tおよび同等品 |
AMD FX-4350 4.2GHz | – | |
グラボ | NVIDIA GeForce GT 640 / Radeon HD 7730 | Nvidia GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290 |
AMD Radeon HD 7950 | AMD Radeon R9 390 / AMD RX 580 | |
VRAM | 1GB | 8GB |
メモリ | 6GB | 8GB |
ストレージ | 22GB以上の空き容量 | |
OS | Windows 7 64ビット版 | Windows 7 64ビット版 |
Apex Legends PC動作環境より |
CPUの要求値は低めですが、グラボとメモリの要求値が高いですね…。
ビデオメモリ(VRAM)は8GB、メモリも8GBとなっています。やはりゲーミングPCには最低でも8GB、余裕を持って16GB搭載しておくのが良さそうです。
グラボに関しては、推奨動作環境でGTX 970が要求されます。これもかなり高め。ちなみに推奨動作環境のところにはこう書かれています。
「Apex Legends」は必要環境を満たしたPCで快適にプレイすることができますが、滑らかな60fpsのフレームレートで最高のプレイ体験を楽しむためには推奨動作環境を用意する必要があります。
つまり、ゲーミングモニターを使ってさらに快適な、ヌルヌル動作をするのであれば、さらに高性能なグラボが必要になるということです。
では実際にどれぐらいのスペックを用意すれば良いのか?ということについて検証していきます。
Apex Legendsのグラボ別フレームレート
Apex Legends 高画質設定 平均fps
- RTX 2080 Ti
-
130fps
- GTX 1080 Ti
-
117fps
- RTX 2080
-
116fps
- GTX 1080
-
90fps
- RTX 2070
-
91fps
- GTX 1070 Ti
-
85fps
- GTX 1070
-
74fps
- RTX 2060 6GB
-
75fps
- RTX 1060 6GB
-
54fps
- GTX 1050 Ti
-
28fps
GameGPU「Apex Legends тест GPU/CPU」
これはフルHDの最高画質でプレイしたときの平均fpsですが、かなり厳しい結果となっています。
RTX 2080 Tiをもってしても平均130fpsです。ゲーミングモニターを使う場合は、最高設定は諦め、少し画質を下げたほうが良いですね。
普通のモニターを使う場合はRTX 2060以上で快適という判断になります。
ちなみにフレームレートの目安はこんな感じです。
- 144fps:ゲーミングモニターを最大まで活かせる
- 80~100fps:ゲーミングモニターでヌルヌル動く
- 60fps:普通のモニターで快適に遊べる
- ここが限界
- 50fps以下:カクカクしてまともにAIMできない…。キルはおろか、AIMを合わせることも無理。
今回僕も色々なグラボで検証しましたが、個人的には60fps付近でも少し厳しい状態でした。
Apex Legendsは動きが早いタイプのFPSなので、フレームレートはできるだけ稼いでおく必要があります。少しでもカクつくと照準を合わせることができず、キルを逃したり、逆に倒されてしまいます。
特にゲーミングモニターを使っているのであれば理想は144fpsなので、設定を色々変えて、144fpsを維持できるスペックを検証しました。
低画質だとどうなるのか?実際に計測
ハイエンドグラボであれば快適に動作することはわかったので、こんどはミドル~ローエンドクラスのグラボで実際に戦闘し、fpsを計測しました。(参考程度にRTX 2080 Tiでも計測しました。)
最高画質は厳しいので、画質を下げて快適に遊べるラインはどこなのかを検証します。
Apex Legends トレーニングモード 平均fps
- RTX 2080 Ti
-
高画質 247.9fps
-
中画質 282.8fps
-
低画質 295.9fps
- GTX 1070 Ti
-
高画質 131.1fps
-
中画質 187.9fps
-
低画質 220.3fps
- GTX 1060 6GB
-
高画質 85.3fps
-
中画質 123.6fps
-
低画質 145.6fps
- GTX 1050 Ti
-
高画質 50.4fps
-
中画質 74.2fps
-
低画質 94.9fps
トレーニングモードだと実際よりも良いfps値が出るので、実際に遊ぶ場合はあまり参考になりません。グラボごとの優劣をつけるには最適ですが、実際に遊んでみるとカクカク…なんてこともあります。
なので今回はトレーニングモードだけでなく、実際に各設定でプレイし、平均fpsをまとめました。
Apex Legends 実戦 平均fps
- RTX 2080 Ti
-
高画質 146.8fps
-
中画質 187.4fps
-
低画質 192.7fps
- GTX 1070 Ti
-
高画質 85.26fps
-
中画質 149.3fps
-
低画質 157.8fps
- GTX 1060 6GB
-
高画質 66.0fps
-
中画質 99.75fps
-
低画質 103.31fps
- GTX 1050 Ti
-
高画質 36.09fps
-
中画質 64.0fps
-
低画質 90.1fps
Apex Legends バトロワ実践時
実際に戦闘するとこの通り。トレーニングモードとはまったく違ったデータになります。
もちろん降り立つ地点や戦闘の回数などによっても多少変動しますが、だいたいこれぐらいで推移すると思っていただければOKです。
トレーニングモードの場合、GTX 1060でもゲーミングモニターを活かせる判定になっていましたが、実戦だと最低設定でもやや厳しいです。(それでも普通のモニターよりはヌルヌル動かせます。)
Apex Legendsをゲーミングモニターで遊ぶのであれば、低~中画質ならRTX 2060、中~高画質ならRTX 2070以上のグラボを搭載しておくのが良いです。
Apex Legends 実戦 最低fps
低画質 | 中画質 | 高画質 | |
---|---|---|---|
RTX 2080 Ti | 119.7fps | 106.0fps | 89.4fps |
GTX 1070 Ti | 96.2fps | 101.4fps | 52.5fps |
GTX 1060 6GB | 73.1fps | 53.4fps | 39.6fps |
GTX 1050 Ti | 44.6fps | 33.1fps | 14.5fps |
平均fpsは安定していても、降り立つ地点や戦闘状況によってはガクっとfpsが落ちることもあります。
そこで、各設定で1戦ずつ計測し、その中で最もフレームレートが落ち込んだところをまとめました。
たとえばGTX 1070 Tiの場合、低画質では平均150fpsを超えており、ゲーミングモニターも活かせる判定になっていますが、戦闘する場所や状況によっては96fps付近まで落ち込んでいます。
RTX 2080 Tiでも一時的に100fpsを割ることを考えると、高画質で常に144fps以上…というのは少々厳しいです。
中画質~低画質で安定したゲームのプレイをするのであれば、GTX 1070 Ti以上、今ならRTX 2070がコスパ的にもおすすめです。
最低設定だと面白くないのか?画質比較
画質の差をわかりやすくするために少しだけズームしています。
正直違いはさほど大きくなく、影の有無ぐらいですね。プレイしていて汚く感じることもほとんどないので、よほどのこだわりがない場合は低設定でOKだと思います。
むしろ、FPSなどの対戦系ゲームは少しのカクつきも発生させてはいけないので、どのグラボを使っても僕は低設定を推奨します。
Apex Legendsの推奨スペックまとめ
設定 | グラボ |
---|---|
低画質で普通のモニター | GTX 1060以上 |
高画質で普通のモニター | RTX 2060以上 |
低画質でゲーミングモニター | RTX 2060以上 |
高画質でゲーミングモニター | RTX 2080以上 |
コスパを考えると、RTX 2060を搭載したゲーミングPCがおすすめです。RTX 2070も人気ですが、Apex Legendsに置いては少し中途半端な立ち位置のような感じです。
別のAAAタイトルのゲームも遊ぶのであれば、RTX 2070など、少し背伸びをした性能でも無駄にはならないでしょう。
Apex Legendsのメモリ使用量
ApexLegends単体でのメモリ使用量は約3GBでした。
やはり8GBあれば足りますが、ブラウザを立ち上げてゲームをプレイしながら動画をみたりするのであれば、16GB積んでおくことをおすすめします。
Apex LegendsにおすすめのゲーミングPC
Apex Legendsをゲーミングモニターで遊ぶ
CPU | Core i7-9700K |
---|---|
グラボ | GeForce RTX 2060 |
ストレージ(容量) | 500GB SSD 3TB HDD |
メモリ | 16GB |
もっともおすすめなのはRTX 2060搭載のガレリアZVです。
144Hzのゲーミングモニターをしっかり活かしつつ価格も抑えられますし、普通のモニターであっても高画質で遊ぶことができます。
メモリも16GB搭載なので、特にカスタマイズは必要ありません。
無駄なカスタマイズを重ねると高額になってしまいがちなので、そのまま購入できるこのPCがおすすめです。
Apex Legendsを低画質で普通のモニターで遊ぶ
CPU | Core i5-8500 |
---|---|
グラボ | GeForce GTX1060 6GB |
ストレージ(容量) | 240GB SSD 1TB HDD |
メモリ | 8GB |
普通のモニターで低画質で遊べれば良いという場合は、価格を抑えたガレリアDTがおすすめです。
低画質ならゲーミングモニターもそこそこ活かせますが、多少fpsが落ち込むため、積極的にはおすすめできません。
普通のモニターを使ってApex Legendsが遊べれば良いという人におすすめの価格重視モデルです。
Apex Legendsを高画質でゲーミングモニターで遊ぶ
CPU | Core i9-9900K |
---|---|
グラボ | GeForce RTX 2080 Ti |
ストレージ(容量) | NVMe 500GB SSD 3TB HDD |
メモリ | 16GB |
高画質でゲーミングモニターを活かす、もしくは4Kなど高解像度のモニターでApex Legendsを遊びたいと思っているのであれば、現状最高レベルの性能を誇るこのPCを。
高画質でApex Legendsを遊ぶという目的だけではもったいないレベルの性能なので、他にもゲーム配信をしたり、AAAタイトルをガツガツ遊ぶ、4Kモニターなど高解像度で遊びたい人に最適です。
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