MMO RPGやMO RPG、アクションRPGは、ゲームタイトルによって重さが全然違います。
対戦型のゲームの場合、「スペックに差があっても公平に戦えるようにする」という意味もあって、スペックの低いPCでもそこそこ快適に遊ぶことができます。
しかし、RPGの場合は違います。
キレイなエフェクトや画質・派手なスキル演出など、重くなる要素が多いため、要求スペックも上がります。
昔は2Dの横スクロールゲームなどが主流だったり、3Dゲームでも軽いものが多かったため、性能の良いパソコンはそこまで必要ありませんでした。
しかし最近は黒い砂漠やFF14・FF15などの重い3Dゲームが主流になっているため、これらのゲームを遊ぶためにはそれなりに高い性能のパソコンが必要になります。
この記事の目次
ゲームタイトルによって重さが全然違う
冒頭でもお話しましたが、対戦系ジャンルのゲームの場合、どのタイトルであっても必要な性能は似ています。これは、性能による有利不利をなくすためです。
しかしRPGの場合は、ゲームタイトルによって重さが全然違います。
同じRPGというジャンルでも、グラフィックボードが無くてもサクサク動かせるものもあれば、絶対にグラフィックボードが必要なゲームもあります。
このように、同じ「RPG」というジャンルであっても幅が広すぎるため、ゲーミングPCを選ぶときは、まずは「自分がメインで遊ぶゲームはどれぐらいの性能が必要なのか?」を中心に考えるようにしましょう。
また、『設定を下げれば低スペックでも大抵のゲームは動くでしょ?』と言う人もいますが、これも間違いです。
PCの性能が低すぎると、設定を下げても動きません。特にRPGの場合はその傾向が強いので、安くても性能が低すぎるPCを選ぶのはやめましょう。
『昔のゲームは軽い』は間違い!
これも勘違いされやすいのですが、「昔にリリースされたゲームだから軽い」とは限りません!
本当に注意してほしいのですが、昔出たゲームであっても、定期的にアップデートされ、画質が向上したり、エフェクトが派手になったり、マップが広くなったりしています。
そうやって積み重ねられていくと、昔のゲームであっても今主流のゲームと同じぐらい重くなったりします。
今パッと思いついたのが「メイプルストーリー」ですが、これは15年前にリリースされたゲームです。
そんなメイプルストーリーも半年周期でアップデートされており、新しいスキルや職業・ゲームシステムの追加によって、確実に重くなっています。
当時と同じスペックのPCでは絶対に動かせません。
推奨動作環境は参考にならないよ!
知人から『推奨動作環境は満たしてるのに全然動かないんだけど』という相談をされることがあります。
PC初心者が陥りやすい罠なのですが、推奨動作環境は十分なスペックではありません。
推奨動作環境は、『そのゲームを動かすならこれぐらいは用意してね。』という程度のもので、サクサク快適に動かせるものではないのです。
最低動作環境もありますが、これに関しては論外です。
『最低動作環境のスペックならまぁ起動はするんじゃね?動くかは知らないよ。』というレベルなので、軽く目を通す程度にしておきましょう。
先ほども書きましたが、ゲームはアップデートによって重くなっていきます。そのため、ゲームのHPに書かれている推奨動作環境も上がっていくはずなのですが、実はほとんどが更新されません。
推奨動作環境が5年前のものだったなんてことも当たり前のようにありますし、ゲームがリリースされた当初のまま放置されていることもあります。
どのゲームも快適に遊ぶならどれぐらいのスペックが必要?
ここまでお話したとおり、RPG系のゲームは必要なスペックに幅があります。そのため、対戦系ゲームよりも少し性能の良いPCが最低ラインになります。
ひとつのボーダーラインを設定するとすれば、グラフィックボードがGTX 1060以上のスペックです。
BTOメーカーで売られているGTX 1060搭載モデルであれば、重いゲームも設定次第で快適に動かせますし、軽いゲームなら高画質で遊ぶことができます。
GeForce GTX 1060搭載のおすすめゲーミングPC
ゲーム推奨PCってどうなの?
ドスパラなど一部のBTOメーカーには、各ゲームタイトル別の推奨PCが用意されています。
推奨PCは性能的にはとても良いものなので、絶対に失敗したくないなら推奨PCから選ぶのが良いと思います。ゲームタイトルによっては特典が付くこともあります。
ですが、推奨PCはどれもちょっと高いのがネックです。
というのも、推奨PCとして売り出す以上、設定はそこそこ上げて遊ぶことを想定されています。
「推奨」として売られているのに、普通の設定で重かったら『全然推奨じゃねぇじゃねぇか!』ってことになってしまいますよね。
なので、『多少設定を下げてもいい』と考えている人にとっては、ゲーム推奨PCはオーバースペック(過剰)になってしまいます。
ゲーム推奨PCは、「そのゲームを遊ぶ上で超理想的な性能」なので、ここまでの性能がなくても快適に遊ぶことは可能です。ただし設定は下げなければなりませんが。
おすすめゲーミングPC
中間設定で快適に遊べるコスパ重視のスペック
CPU | Core i5-8500 |
---|---|
グラボ | GeForce GTX1060 6GB |
ストレージ(容量) | 240GB SSD 1TB HDD |
メモリ | 8GB |
SSDを搭載しているため、PCやゲームの起動がとても早いです。それだけでなく、マップ移動などのロードする時間も大幅に短縮されます。
マップ移動など、ロード時間が多いRPG系ゲームの場合はSSDの恩恵がとても大きいので、SSDは絶対に搭載しておきましょう。
また、このモデルはちょうどいい性能で、どのゲームも中間設定ぐらいで快適に動かすことができます。もちろん、軽いゲームなら設定や画質を上げてもサクサク動きます。
価格を抑えつつ性能も求めたい人にピッタリなコスパ重視モデルです。
- コスパが高い
- SSD搭載
- メモリが8GB
- 重いゲームの場合は少し設定を下げる必要あり
重いゲームも高設定で遊べる性能重視
CPU | Core i7-8700 |
---|---|
グラボ | GeForce RTX 2060 6GB |
ストレージ(容量) | 500GB SSD 2TB HDD |
メモリ | 8GB |
今リリースされているゲームはどれも快適に動かせるスペックです。
唯一メモリが8GBなのが気になるところなので、もし予算に余裕があるなら16GBまで増やしましょう。(必須ではありません。)
SSDとHDDがどちらも大容量、CPUも最新世代で高性能、グラフィックボードも最新でコスパ最高のRTX 2060が搭載されています。
この性能で動かせないゲームはありません。
高設定でも快適に動かせるだけの性能があるので、『どんなゲームも設定を上げて楽しみたいんだ!』という人はこのモデルを選びましょう。
- どのゲームも高設定で動かせる高性能
- 大容量SSD
- メモリが8GB
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