ゲーミングPCの選び方で僕に必要な性能は分かったんだけど、いっぱいありすぎてやっぱりよくわからないんだ。
やっぱりダメか…。それじゃあ今回は、できるだけ専門用語を使わずに、色んな状況に応じたオススメのPCを紹介するよ!
しっかりついてきてね!
- ゲーミングPCを代わりに選んでくれ!
- どのゲーミングPCが良いのかさっぱりわからない
- パーツの名称や性能について話されても分からない
- 詳しい人のオススメが聞きたい
この記事の目次
おすすめ=最適とは限らない
どうしても自分では決められないという方のために、これから僕が「これならオススメできる!」というものを紹介します。
とはいえ、オススメのPCというのは人によって様々です。
- プレイするゲームの違い
- 同じゲームでも求める画質の違い
- 同じゲームでも求める快適度の違い
- 配信をしながらプレイしたい・録画したい
- 配信者の配信を見ながらプレイしたい
- 複数のゲームを起動したい
- Chrome(ブラウザ)のタブをたくさん立ち上げる
このように、プレイするゲームの違いはもちろんですが、同じゲームをプレイしたとしても、その人のプレイスタイルによって求めるスペックが全然違います。
なので、オススメのPCが必ずしも最適になるわけではないということを覚えておいて下さい。
予算との兼ね合いもあると思いますので、色々な状況を想定して、価格と用途別で選んでいます。
【価格重視】安くて性能もそこそこなモデル
CPU | Core i5-10400 |
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グラボ | GeForce GTX 1650 |
ストレージ(容量) | 240GB SSD |
メモリ | 8GB |
10万円以内で買える激安モデルのゲーミングPCです。ゲーミングPC界の最低ラインという立ち位置です。
数年前であればこの価格帯=まともにゲームはできないという印象でしたが、現在だと画質を下げれば余裕でプレイ可能という感じですね。
設定をすべて下げれば、ほぼすべてのゲームがプレイできるぐらいのスペックは持ち合わせています。
ただ、最新のゲームを画質をあげつつガンガン遊ぶというのは難しいです。少し古めのゲームや、VALORANTなどの軽めのゲームを遊ぶなら十分なスペックです。
FPSなどのe-sportsジャンルはスペックによる差をなくすために軽くなっていることが多いですが、Apex Legendsなどのバトロワ系は、スペックを下げても少し重いと感じると思います。
また、マインクラフトで影MODを入れるといったようなことは難しいです。設定は妥協しなければいけないラインです。
- とにかく値段を抑えたい
- 手始めにゲーミングPCを試してみたい
もう少し予算に余裕があるなら
CPU | Core i5-8500 |
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グラボ | GeForce GTX1060 6GB |
ストレージ(容量) | 240GB SSD 1TB HDD |
メモリ | 8GB |
もう少しだけ予算に余裕があるなら、ガレリアDTを強くおすすめします。
グラフィックボードがGTX1050からGTX1060になり、SSDも追加されています。
GTX1050とGTX1060の性能を比べてみると、約二倍近い性能差があります。
最初にオススメしたモデルでは厳しかったゲームでも、ガレリアDTなら快適にプレイできます。GTX1060というグラボは安い割に高性能なのが売りで、とても人気です。
また、ガレリアDTはSSDも搭載しています。
SSDはHDD(ハードディスク:データを保存しておくところ)よりも読み込みや書き込みが段違いに早いため、ゲームの起動やロードが短くなり、ストレスフリーで遊ぶことができます。
例えば、HDDだと起動するのに30秒~1分かかるようなゲームでも、SSDだと数秒~10秒程度で起動できるようになります。
妥協に妥協を重ねてGTX1050搭載のモデルを選ぶなら、少し頑張ってガレリアDTを選んだほうが絶対に満足できます。
確かにそうなんだけど、ガレリアDTは値段も安いしスペックもそこそこ!だからオススメ!って胸を張って言えるんだ。
どうしても予算が厳しいならGTX 1050搭載のモデルでも仕方がないんだけど、妥協するぐらいなら、頑張ってガレリアDTを選んだほうが絶対にいいよ。
このモデルなら、マインクラフトの影MODも追加できますし、PUBGでも60fpsどころか120fpsを安定して出すことができます。
その他の重いゲームも、このモデルならサクサク動かせるでしょう。
- 安くてそれなりにゲームができればOK
- 価格を重視するけど、スペックも少しだけ頑張りたい
【コスパ重視】価格そこそこで色々なゲームが快適に遊べるモデル
買った後でもスペックに不満がでにくく、ほとんどのゲームを快適に遊ぶことができるものを選びました。
コスパ重視で、ゲーミングPC界の定番とも言えるスペックです。値段の割に高性能という万能なこのモデルを選んでおけば、これから数年は余裕で使えます。一番人気がある価格帯です。
CPU | Core i7-8700 |
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グラボ | GeForce RTX 2060 6GB |
ストレージ(容量) | 500GB SSD 2TB HDD |
メモリ | 8GB |
僕が友人に「オススメのパソコンない?」と聞かれたら、真っ先にこのモデルを勧めるでしょう。
スペックも高く、価格は17万円台と、本当にコスパが良いです。仮に30万円ぐらいの予算があったとしてもこれを勧めると思います。
i7-8700にRTX 2060という、ゲーミングPCの上位パーツが組み込まれており、大抵のゲームは快適に動かすことができるので、ほとんどの人はこのスペックで十分です。
先ほどのガレリアDTに使われていたパーツと性能を比べてみましょう。(RTX 2060は最新グラボでデータが出揃っていないので、性能が同じでひとつ古いグラボGTX1070Tiで比較します。)
まずはグラフィックボードから。SLIというのは気にしなくて結構です。数値が440と678なので、GTX1070Tiの方が、約1.5倍性能が高いことになります。
いやいや、1.5倍でもすごいことなんだ。ゲームだと明らかに実感できるぐらいの性能差だよ。いつもはカクカクで重かったあのフィールドでもサクサク動く!という具合にね。
このあたりの性能差について話すと専門用語が飛び交って難しくなっちゃうから、GTX1070Tiというグラボの性能について簡単にお話するね。
GTX1070Tiは遅れて出てきたグラフィックボードで、性能的にはGTX1080という上のモデルに追いつく性能、でも価格は下のモデル並という、良いとこ取りをしたグラフィックボードなんだ。
だからコスパ重視のパソコンにもよく使われるし、人気があるんだよ。
グラフィックボードの性能が良くても、CPUの性能が低いとグラフィックボードは力を出せません。お互いのバランスが悪いと、片方が足を引っ張ってしまうのです。
CPUの性能も見てみましょう。
数値は706と1462。つまり、CPUの性能差はなんと2倍。さすが最新のCPUといったところ。5年後も戦えるスペックです。
これだけのスペックがあれば、LoLやオーバーウォッチ、DotA2、CODといった対戦ゲームはもちろん、黒い砂漠やFF14、ドラクエX、モンハンフロンティアといった、人気のゲームはすべて快適に遊ぶことができます。
もちろん!ほとんどのゲームが最高設定で遊べるよ!ゲームをプレイする目的なら、不満に思う点はまず出てこないはず。20万円以内でこんなPCが組めるなんて、本当にすごい時代になったね…。
予算に余裕があってどれを買おうか迷っているなら、これにすれば間違いない。これから先もずっと使っていけるし、この先発売されるゲームも快適に遊べる性能だからね。
確かにスペックが高すぎると宝の持ち腐れになることもある。だけどこのスペックは本当にコスパの良いパーツを選んでいるから、価格も性能も、無駄に高すぎるというわけではないんだ。
そうだね。普通のゲーマーならここが最高モデルになると言ってもいいと思うよ。それ以上はPCに詳しい人の趣味の領域。
初心者でそんなPCを持っていたら宝の持ち腐れだけど、このモデルは価格と性能が見合ったちょうど良いラインなんだ。
先ほども書きましたが、仮に予算が30万円だったとしてもこのモデルを勧めます。普通のゲーマーならこれ以上は必要ありません。
しかし、これ以下だとちょっと物足りなく感じます。そういう基準になるのがガレリアZVです。現在、ドスパラの人気ランキングでも1位の売れ筋です。
- 20万円以内で高性能なPCがいい
- PC選びに失敗したくない
- コスパが良いPCをちゃんと選びたい
G-Tune似たようなモデルも良い感じ
G-Tuneにも、ZVと似たモデルがあるのでご紹介します。
G-Tune im590GA1-SP
CPU | Core i7-8700K |
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グラボ | GeForce GTX1070 Ti |
ストレージ(容量) | 1TB HDD |
メモリ | 16GB |
ドスパラのガレリアZVと比べると、メモリが8GB増え、SSDがなくなっています。
メモリはパソコンの性能アップに関わるパーツだから、SSDを削って増やすという選択肢は全然ありだね。
多すぎても余っちゃって使い切れないからね。
G-TuneのゲーミングPCは、とにかく無駄をはぶいて安くしているのが特徴です。
今回紹介したモデルも、光学ドライブ(CDやDVDを入れるところ)が初期では搭載されていなかったりするので、初心者には少し難しいかもしれません。
なので、僕としてはドスパラのZVを推します。
もし、メモリが8GBでは不安という場合、見積もりの際に増やしてもらうこともできます。
8GBでも十分遊べますが、最近は16GBがスタンダードになりつつあるので、注文する際には増やしておくことをおすすめします。
とはいえ、メモリは一番交換しやすいPCパーツでもあります。足りなくなったら自分で増設する選択が一番良いかなあ?と個人的には思っています。
【性能重視】どんなゲームも超快適に遊べる高級モデル
よほど予算に余裕があり、とにかく最高で最強のPCが欲しいという人向けのモデルも紹介しておきましょう。ここからは20万円を超えます。
CPU | Core i7-8086K |
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グラボ | GeForce GTX1080 Ti |
ストレージ(容量) | 500GB SSD 3TB HDD |
メモリ | 16GB |
最新のCPUに最新のグラフィックボードを搭載しています。間違いなく最上モデルです。それでも25万円以内に収まっているから驚きです。
搭載されているGTX1080Tiは、現行で一番スペックの高いグラフィックボードです。これ以上を目指そうと思ったら、GTX1080Tiを2枚にする必要があるので、単体でこれ以上のものは今のところありません。
では、コスパ最強モデルに搭載されていたGTX1070Tiと比べてみましょう。
先ほど同様、SLIは気にしないでください。数値は678と922なので、約1.3倍の性能差ということになります。
これは、重いゲームのグラフィックを最大にし、ゲーム内設定も全て高画質にしても全然余裕があるレベルです。
60FPSとは言わず、高画質状態で144FPSも十分に出せます。4Kでもなんでもかかってこい!というような、まさにボス級。VRの場合でも、FPSは60を超えてきます。
メモリも16GBありますし、HDDも3TBと、お金を使うべきところに使っていると言えます。
なので、超高級とはいえ、無駄なところに投資しているわけではありません。初心者なら持て余すスペックなのでオススメはできませんが、悪い選択だとは思いません。
しかし、やはりコスパはあまり良くないです。ここから先は、どれだけ高いスペックを求めるかという領域なので、普通に遊べれば十分という人の場合は、ワンランク下のコスパ重視にしましょう。
- コスパとかどうでもいいから最強のやつをくれ!
- 画質と設定にこだわる!4Kにしたい!VRもやる!
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