今やハクスラ界の定番になりつつあるPath of Exile、通称PoE。
無料遊べるのにかなりのボリュームがあり、スキルの組み合わせでとんでもないビルドが組めたりします。
PoEは少し前だとかなり重かったのですが、最近は少し軽くなった印象があります。
本記事では、PoEの推奨動作環境を実際にチェックし、グラボ別でフレームレートを計測します。
この記事の目次
PoEの必要動作環境(公式発表)
最低環境 | 推奨環境 | |
---|---|---|
CPU | x86-compatible 2.6GHz 以上 | x64-compatible |
quad core | ||
3.2GHz | ||
グラボ | NVIDIA® GeForce® GTX 650 Ti | NVIDIA® GeForce® GTX 1050 Ti |
ATI Radeon™ HD 7850 | ATI Radeon™ RX560 | |
メモリ | 4GB | 8GB |
ストレージ | 20GB以上の空き容量 | |
OS | Windows XP SP3 | Windows 7 SP1 |
Windows 7 SP1 | Windows 10 | |
Windows 8 | ||
Path of Exileのシステム要件(Steam)より |
推奨スペックがGTX 1050 Tiとなっています。要求スペックって割と放置されがちなのですが、ちゃんと更新されているようですね。
必要メモリも8GBとなっていて、この通りのスペックを揃えれば、割とちゃんと遊べそうです。
ただ、本当に遊べるのか?は実際にプレイしてみないと分かりません。そこで、僕が所持しているグラボを使い、実際にPoEがどれぐらいで動作をするのかチェックします。
グラボ別のフレームレートを実際に検証
僕が所持しているグラボで実際にフレームレートを計測します。
計測方法は色々ありますが、一直線のGorgeマップを回るというカタチにしました。
Gorge Map フルHD
- RTX 2080 Ti
-
190.32fps
- RTX 2080
-
180.5fps
- RTX 2070
-
179.98fps
- GTX 1080 Ti
-
173.26fps
- GTX 1080
-
188.3fps
- GTX 1070 Ti
-
186.26fps
- GTX 1060 6GB
-
165.77fps
- GTX 1050 Ti
-
137.11fps
Gorge Map 解像度1920×1080 設定すべて高
どのグラボでも平均fpsは60fpsを余裕で超えていて、GTX 1050 Tiでもゲーミングモニターを十分活かせます。
GTX 1080 Tiの数値が少し低いですが、モンスターの量やエフェクト、マップの周回速度で多少誤差がでてしまうので、その影響だと思います。
グラボはどれを選んでもフレームレートの心配はなさそうです。
実際に動きをみてみよう
実際に周回しているところを撮影しました。コレを見るとわかるように、どのグラボもあまり大差なく、快適に動いています。
音が小さくてごめんなさい…。
GTX 1050 TiでOK!
高解像度ならGTX 1070 Ti
最低まで価格を抑えたいならGTX 1050 Tiを、スペックとコスパを求めるならGTX 1070 Tiが最適な選択になりそうです。
PoEをプレイするだけならGTX 1050 Tiで十分だと感じました。
ただ、マップに付くMODによってはエフェクトが重なりまくって不安になるので、僕なら少し頑張ってGTX 1060を選びますね。ここは予算と相談です。
WQHDの高解像度モニターでも計測
平均fps | |
---|---|
GTX 1070 Ti | |
GTX 1050 Ti | |
Arcade Map 解像度2560×1440 設定すべて高 |
Gorgeマップが在庫切れになったので、Arcadeマップに変更。
高解像度だとGTX 1050 Tiは少し厳しいです。平均fpsだと快適なように見えますが、一時的にフレームレートが大きく落ち込むことがあり、その落差でラグを感じました。
高解像度モニターを使う場合は最低でもGTX 1070 Tiはあったほうが良いでしょう。4Kモニターを使うならなおさら良いモノを選んでおいたほうが良いです。
PoEはメモリをかなり食う
公式の推奨動作環境でメモリが8GBになっていることからも分かるように、PoEはメモリをかなり使います。
以前はメモリリーク(徐々にメモリが増えていく)がひどかったのですが、最近は少し改善されたようです。ただ、今でも多少は増えていくので、ある程度は余裕を持っておきましょう。
起動してすぐは1580MB
1マップ周回後、2020MBまで上昇
以前はもっとメモリを消費していたはずですが、今は少し改善さていますね。ひとまずは8GBあれば大丈夫そうです。
ただ、動画を見ながらプレイする、Chromeを開きながらプレイするというのであれば、16GBは積んでおいたほうが安心です。
いろいろな作業を並行すると、8GBではすぐに足りなくなります。
ロード時間を早めるためにSSDは必須
PoEの大きな問題のひとつに、ロード時間の遅さがあります。これもアップデートで大幅に改善され、特にひどかった起動時間も短くなりましたが、それでもまだ遅め。
以前はHDDだと2~3分ほどかかることもあり、非常にストレスでした。
マップの移動時にもロードが入るので、絶対にSSDは必須です。
Path of ExileにおすすめのゲーミングPC
CPU | Core i5-8500 |
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グラボ | GeForce GTX1060 6GB |
ストレージ(容量) | 240GB SSD 1TB HDD |
メモリ | 8GB |
高コスパのモデルです。GTX 1060にHDDとSSDも搭載してあります。
GTX 1050 Tiでも動きますが、あくまでも最低ラインなので、GTX 1060ぐらいの余裕はあったほうが良いです。
もし他のゲームもプレイするというのであれば、なおさらこのモデルにしましょう。
高解像度で遊ぶなら
CPU | Core i7-8700 |
---|---|
グラボ | GeForce RTX 2060 6GB |
ストレージ(容量) | 500GB SSD 2TB HDD |
メモリ | 8GB |
高解像度のモニターを使ってPoEを遊ぶなら、GTX 1070 Ti以上の性能が必要です。今ならGTX 1070 Tiと同じぐらいの性能を持った最新のグラボRTX 2060が搭載されたモデルがおすすめです。
フレームレートも安定して高い数値を出せますし、高解像度でも安心です。
僕が使っているWQHDのゲーミングモニターでもサクサク動きました。
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