先日、僕の使っているモニターに、おかしな白い線がうっすら写っているのを発見。
最初は遊んでいたゲームの画面バグかと思っていたのですが、よく確認してみると、モニターの焼き付きでした。
ブラウン管の場合は焼き付くと修理が必要になったり、買い替えなければなりませんが、液晶の場合は自分で直すことができます。
本記事では、液晶モニターの焼き付きの直し方と原因、予防法について解説します。
この記事の目次
液晶モニター焼き付きを直す方法
焼き付きを直す方法はいくつかあるのですが、実際に効果があるかどうかはやってみないと分かりません。
モノによって効果が出やすいもの、出にくいものがあるようで、同じ方法で必ず直るというわけではないようです。
そこで、いくつかの方法をピックアップし、試してみました。
- 焼き付きを直す動画を流し続ける
- デスクトップの壁紙を真っ白にする
- 電源を切る
焼き付きを直す動画を流し続ける
まずは定番の、焼付きを直す動画を使う方法からおこないました。
この動画を流し続けることで、モニターについてしまった「クセ」を取り除くことができます。
動画を全画面表示にして、睡眠時に動画を流して放置しました。
結果、線は確かに薄くなったのですが、モヤーっと広がった感じに。約9時間流しましたが、完璧に直ることはありませんでした。
人によってはこれだけで直ることもあるようなので、もっと長時間流せばきれいになるかもしれません。
デスクトップの壁紙を白にする
よく見てみると、今まで設定していた壁紙の形に線が残っている部分もあったので、背景も単色にしました。
これもすぐに効果が出ることはありませんでしたが、使い続けることで徐々に線が薄くなります。
動画を流すのとは違って目がチカチカしないので、PCを使いながら直したい場合は、この方法も併用することをおすすめします。
電源を切って放置
僕は普段からPCの電源を落とさず、モニターもつけっぱなしでした。
長時間電源を入れ続けるのも原因になるので、使わないときは電源をオフにしました。
結果…かなり改善しました!でも繰り返す!?
場所によって線の残り方が濃かったり薄かったりするのですが、左上の線は完全に消え、右下にあった太めの線も薄くなりました。
ですが、まだ完全には消えていません。
このまま「白背景+電源を消す」を続ければ消えていくのですが、実は一つ問題があります。
焼き付きは繰り返す
その問題とは、完全に消えてもすぐに繰り返すということです。
今回の僕のモニターの場合、最初にあった左上の焼き付きは消えましたが、使っていくうちに今度は右上に跡が残るようになりました。
直したと思っても再発するので、このモニターを使う以上、焼き付きからは逃れられないようです。
モニターによって焼き付きやすいものがある
そもそもこのモニターを購入したのは約1年前で、使用期間は短いです。なのにもかかわらず焼き付きが起こりました。
一方で、5年ほど前に購入した古いモニターはまだまだ現役バリバリで、焼き付きの症状は一切出ていません。
このことから、モニターの個体差で焼き付きやすいものがあると考えられます。
モニターに使われているパネルの種類によって、焼き付きやすいもの、焼き付きにくいものがあるとも言われていますが、僕が使っているモニターは全てTNパネルなので、そこの差はありません。
一時的に焼き付きの跡が消えてもまたすぐに焼き付いてしまうので、このモニターはそういう個体なんだと思います。
残念ですが、ハズレを引いてしまったと思い、メインモニターから降格し、サブモニターにしました。
焼き付きを予防するには?
そもそも、液晶モニターは焼き付きにくいものです。
昔のブラウン管は焼き付きやすかったので、スクリーンセーバーで予防しなければなりませんでしたが、液晶モニターは構造上、ブラウン管のような焼き付きは起こりません。
液晶モニターには長時間同じ画面を表示すると、その画面が残像となる特性があります。
これはCRTモニターで言われていた焼き付き現象 (表示画面がCRT表面に永久に焼き付いてしまうもの) とは異なり、表示画面を変えたり、本体の電源を切ることで取り除くことができます。
ただ、まれに今回のような焼き付きが起こる場合があるので、予防法も紹介しておきます。
- 同じ画面を表示し続けない
- 使わないときはモニターの電源を消す
基本的には焼き付きを直す方法と同じです。
同じ画面を表示し続けると跡が残ってしまうので、できるだけ画面は動かしておき、使わないときは電源を消しましょう。
しかし先ほども書いた通り、液晶モニターは焼き付かないのが普通なので、過度に心配する必要はありません。
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