PCに詳しくない初心者からすると、「え?なにが変なの?」と思うかもしれません。個人的には、「されると困る質問ナンバー1」が、この手の質問です。
例えるなら、「英語ができるようになりたいんだけど、この参考書でも大丈夫?」と聞かれているようなもの。その人がどこを目指しているのかが分からないので、答えようがありません。
英語が喋れるようになりたいのか、書けるようになりたいのか、読めるようになりたいのか、など、その人にとっての「英語ができる」とは、どこを目指しているのかは分かりません。
ゲーミングPCも同じで、もっともっと具体的に話してくれないと、どうやって答えれば良いのかわからず困ってしまいます。
人によって、できる・できないの基準が違う
まずは実際に質問サイトを見てみます。すると…。
このpcでマイクラ、pubgができると思いますか?また、pubgができなくても、荒野行動のpc版はできますか?
スペックについては省略
この質問では2つの回答がついていますが、1人は「おそらくできるでしょう」と答えています。しかし、もうひとりは「厳しい」と答えています。
このように、ゲームタイトルとスペックまで載せているのに、答えが全く違います。
なぜこうやって真逆な回答になっているかというと、できるの基準が人によって違うからです。
このように、ゲームができますか?という質問だと、人によって答えが全然違います。60fps出れば遊べると判断する人もいれば、ちょっとでもカクつくのはダメだと考える人もいます。
そのため、「遊べると言われて買ったのに想像してたのと全然違う」という結果になってしまうのです。
これを避けるには、しっかりとポイントを抑えて聞くことが必要です。
どんな風に質問すればいい?
重要なのは、自分がどれほどの設定でそのゲームを遊びたいか?です。
ちょっとでも知識がある人なら、「解像度はこれぐらいで、fpsは最低でも60は出したい」「144Hzのモニターを使ってるから144fpsは欲しい」というふうに伝えられるのですが、初心者だと難しいと思います。
なので、もっと簡単に、感覚的な言い方で構いません。
「ちょっとでもカクつくのは嫌」「MODを入れてもサクサク動かせるスペック」というような伝え方をするだけでも、答えやすくなります。
60fpsは、1秒間に60枚の画像を連続で出力し、動いているように見せているということです。これが144枚になると、さらになめらかに見えます。これが144fpsです。
逆に、1秒間に表示できる画像の枚数が20枚や30枚に減ると、カクカクしたり、動きが飛び飛びになります。
これが「ゲームが重い状態」です。処理に時間がかかるため、1秒間にたくさんの画像が出力できず、カクカクになってしまいます。
さらに詳しく聞けるとGOOD
これだけではまだ足りないこともあります。今回はPUBGを例に出しますが、「ポチンキでも60fps出るスペックですか?」というように聞けると良いです。
ゲームの種類によっては、街に入ると重くなったり、ボス戦でカクカクになることもあります。
そういったことを避けるために、「ボス戦でも快適に動かせますか?」や、「このPCはゲームとブラウザを同時に開いてもカクつきませんか?」のような条件も付け加えると良いでしょう。
魔法の言葉「60fps」を使おう
まだゲームをプレイしたことがなくて、ゲーム内の知識がない場合は、「このPCでこのゲームは快適に動かせますか?最低でも60fpsは出したいです。」と言えば大丈夫です。
基本的には「60fps=快適」です。
ですので、どうやって質問していいか分からなかったら、「60fps出したいんだけど」と言えば、快適に動かせるかどうかを教えてもらえます。
おっ、さっそく学習したね。
そのPCだと60fpsは厳しいと思うよ。設定を下げれば出る可能性はあるけど、40fpsぐらいが平均になるんじゃないかな。でも、そこまでカクカクするわけでもないし、普通に遊べる範囲なのかな?
そうだね。遊べないってことではないと思う。
ただし、設定は下げなきゃいけないし、フィールドによってはちょっと重いな~と感じることがあるかもしれない。そこだけは気をつけてね!
このように、60fpsという言葉を入れるだけでとても分かりやすくなります。
また、人に聞かずとも、自分で選ぶこともできます。自分に合うゲーミングPCを選ぶ方法について解説したので、こちらも参考にしてみて下さい。
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