ゲーミングノートPCを充電しながら使っているのにバッテリーが減り続ける

ノートPCの故障の症状のひとつに、「充電しているはずなのにバッテリーが減り続ける」というものがあります。

デスクトップPCとは違い、ノートPCはバッテリー式になっているため、電源周りのトラブルも起きやすいです。

充電しているはずなのにバッテリーが減り続ける

「バッテリーの減りが異常に早くなってきた」、「MAXまで充電したのにすぐに電源が切れてしまう」という症状はスマホなどでも起きる代表的な症状ですが、「充電ケーブルを挿しているのにバッテリーが減り続ける」こともあります。

この症状の原因はいくつか考えられます。

  • ACアダプタの断線や接触不良
  • PC側のコネクタの破損や接触不良
  • バッテリーの劣化・故障

考えられる原因は以上です。

通常、ノートPCは充電しながら使えば電源は切れないように設計されています。ゲーミングPCの場合は処理が多くなるためバッテリーの減りも早くなりますが、それでも充電するほうが早いため、電源が切れることはありません。

ACアダプタのコードの断線や接触不良

こまめにケーブルを抜き挿ししたり、曲げる、引っ張るなどによって起こります。ケーブル側の故障になるので、PCメーカーに問い合わせて充電ケーブルを新しく用意するか、そのノートPCで使えるものを別のお店で購入すれば直ります。

PC側のコネクタの破損や接触不良

これも同じく足を引っ掛けて衝撃を与えたり、ケーブルを曲げて使っていたりすることによるものです。パソコン側の挿入口の故障になるので、PCの修理が必要になります。

バッテリーの劣化・故障

最も多いのがバッテリーの劣化や故障です。ノートPCは熱が発生しやすく、電源の劣化がものすごく早いです。ゲーミングノートはゲーム用に設計されたものですが、それでも劣化スピードは早いです。

PUBGなどの重いゲームをプレイするとパーツが発生させる熱も多くなり、劣化が早まります。設定を下げることで多少は軽くなりますが、それでも負担は大きく、バッテリーの寿命を縮めます。

バッテリーの劣化を見抜く方法で簡単なのは、以前に比べてどう変わったか?を考えることです。昔よりもバッテリーの減りが早くなったり、充電が完了するまでの時間が長くなったりする場合は、電源の劣化が考えられます。

バッテリーの寿命は早くて1年、平均で1年半~2年ぐらいが交換の目安です。特にゲーミングPCは一般用途に比べて負荷が大きくなるため、交換サイクルも早いです。

特定のゲームだけをプレイする時に減りが早くなることも

Aというゲームのときはバッテリーが減らないのに、Bというゲームをプレイするとバッテリーがすぐになくなるという症状も起こります。これはゲームの負荷による違いです。

先ほども例に出しましたが、PUBGなどの重いゲームはたくさんのパワーを必要とするため、電源の減りも早くなります。軽いゲームなら大丈夫という場合はこれが考えられます。

こればかりはゲームの設定を下げたり、起動しているアプリケーションを全て落として様子を見るしかありません。もしそれでも充電するより減るスピードの方が早かったら、電源周りの初期不良か、その機種はそういうPC(仕様)なんだと割り切るしかありません。

ノートPCのバッテリーを長持ちさせる方法

使っているノートPCのバッテリーがニッケル水素か、リチウムイオンかによって長持ちさせる方法は変わります。

が、どちらにも言えるのは定期的に放電することと、充電しすぎないことです。バッテリー切れを心配して常に充電し続ける人も多いと思いますが、これは過充電といってバッテリーの寿命を短くしてしまいます。

ノートPCで推奨されているのは80%充電です。機種によっては80%をMAXに設定できるものもあるので、説明書を読んでみてください。メーカー製のPCは設定できないことが多いですが、BTOなら設定できるはずです。

定期的な放電も効果的です。放電の方法は充電ケーブルを繋がず、バッテリー切れ付近まで使うだけでOKです。1ヶ月に1度は放電して、バッテリーの寿命を長持ちさせましょう。

 

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