モンスターハンターワールド(MHW)の推奨スペックとおすすめゲーミングPC

MHWの推奨スペック

2018年のビッグタイトルといえば、モンスターハンターワールドです。

2018年8月10日にSteamから発売されました。

最初に発表されたときは日本からでは購入できず、プレイもできないと言われていたのですが、最終的には日本からでも購入・遊ぶことができるようになりました。

モンスターハンターワールドの必要動作環境

  必要(最小)スペック 推奨スペック
OS WINDOWS® 7, 8, 8.1, 10 (64-BIT 必須) WINDOWS® 7, 8, 8.1, 10 (64-BIT 必須)
CPU Intel® Core™ i5-4460, 3.20GHz or
AMD FX™-6300
Intel® Core™ i7 3770 3.4GHz or
Intel® Core™ i3 8350 4GHz or
AMD Ryzen™ 5 1500X
グラフィック NVIDIA® GeForce® GTX 760 or
AMD Radeon™ R7 260x (VRAM 2GB以上)
NVIDIA® GeForce® GTX 1060(VRAM 3GB) or
AMD Radeon™ RX 570 (VRAM 4GB)
メモリ 8GB
ストレージ 20GB以上の空き容量
追記事項 グラフィック「低」設定で、1080p/30fpsのゲームプレイが可能。 グラフィック設定「高」で、1080p/30fpsのゲームプレイが可能。
参考:Steam版MHW(システム要件)

公式から発表されたスペックを見てみると、かなり性能の高いPCが必要になることが分かります。

必要スペック(最低限必要な性能)がGTX 760、CPUもCore i5-4460、メモリも8GBと、他のゲームだったら推奨スペックになるレベルの性能を「最低限」必要とします。

そして、公式が推奨しているのはGTX 1060 3GBにCore i7-3770(もしくはCore i3-8350)という、ハイスペックな性能が必要です。

必要スペック・推奨スペックでも快適に楽しめるわけではない!?

MHWの画質

ここで注意したいのが、最後の追記事項です。

  • 最低スペックの場合:グラフィックを「低」にすれば、1080p(解像度:1920 x 1080)/30fpsで動く
  • 推奨スペックの場合:グラフィックを「高」にすれば、1080p(解像度:1920 x 1080)/30fpsで動く

公式で発表されているスペックのPCを用意しても、フルHDの画質で30fpsしか出ません。

他のゲームであれば、これだけの性能を用意すればフルHDで60fpsは余裕ですし、なんなら144fpsでゲーミングモニターも活用できるほどです。

そんなスペックでも30fpsしか出ないので、高画質でヌルヌル快適に動かすには、かなりの性能のPCが必要です。

また、最低スペックとは「最低限ゲームが動くスペック」です。発表されている最低スペックは、あくまでも『最低限これはないとダメだよ』というものなので、快適に動くかどうかはまた別の話なのです…。

カクカクでヒドイ…と思うような状態でも、一応動いていると言えるからね…。

これは推奨スペックも同じで、GTX 1060 3GBを用意したPCでも、高画質だとカクカクになる可能性が高いと考えておきましょう。

PC版のMHWは60fps以上に対応している

pc版のモンハンワールドは、4Kや60fpsに対応しています。公式の推奨スペックは30fpsで動かすことを想定していましたが、実際にはもっとヌルヌルで快適に遊べます。

ただ、そのためには推奨動作環境よりも上の性能のPCを用意しなければなりません。

60fpsと30fpsでは、画面のヌルヌル感、サクサク感が段違いで、楽しさも全然違います。

おすすめ!ゲーミングモニターの選び方  fpsの違いで面白さは変わる!

さらに、設定でフレームレートの上限をなくせば、120fps以上も出すことができ、ゲーミングモニターを最大限まで活かすことができます。

めっちゃヌルヌルで快適!

PS4で動かせていたのはなぜ?

そんなMHWですが、実際にはPS4でも遊べていました。まずはPS4をPCの性能に置き換えてみましょう。

PS4proをPCスペックに換算

  PS4pro PC
CPU x86-64 AMD “Jaguar”, 8 cores モバイル用Core i3相当
グラボ(GPU) AMD Radeon™ based graphics engine GeForce GTX1050Ti相当
メモリ 8GB

PS4proをPCのスペックに換算するとだいたいこのようになります。グラボに関しては公式発表の最低スペックより少し良いぐらいで、CPUはかなり低いです。

『このスペックでモンハンワールドを動かせるなら、PCなら余裕なのでは?』と思いますよね。

これについては、PS4の場合は最適化(無駄なデータを削ぎ落とす作業)が徹底的に行われるため、PCより低スペックでもちゃんと動きます。

その分画質はPC版に劣ることが多いです。

PC版はあまり最適化されない傾向があるため、今後のアップデートで多少軽くなる可能性はありますが、そこまで期待できません。

MHWの発表前から『ゲーミングPCでもミドルスペックぐらいは必要になる』と予想していましたが、やはりその通りで、PS4よりも高いスペックが必要になります。

PC版はPS4版よりきれい

PC版はデメリットばかりのように感じてしまうかもしれませんが、メリットもあります。それが、PC版はPS4版より画質がキレイだということです。

PS4版は徹底的に最適化をするので、細かい装飾やツヤが消されています。

PC版はそういった「PS4版で消されたもの」も表示できるので、それなりのスペックを持ったPCを用意できれば、PS4よりも圧倒的な高画質でプレイできます。

PC版モンハンワールドの画質比較

画質設定で見た目はかなり変わります。もう本当にぜんぜん違います。せっかくのPC版だからこそ、高画質でプレイしてほしいです。

ただ、低画質版にもメリットがあって、実はモンハンワールドはフレームレートが固定ではありません。

そのため、高スペックのPCで低画質にすることで、ゲーミングモニターを活かしてヌルヌル動くモンハンを楽しむことができます。

モンスターハンターワールドはfpsの上限がない

フレームレートを上限無しに設定することができます。これのおかげでFPS固定がなくなり、ゲーミングモニターも活かせるようになります。

144fpsで遊ぶことが可能

画質を捨てればヌルヌルを手に入れられます。

実際に平均フレームレートを計測

MHWを実際にグラボで比較

複数のグラフィックボードを使って、どれぐらい軽いのか、どれぐらいのグラフィックボードを選ぶのが最適なのかを調べました。

MHW 1920×1080 最高設定

RTX 2080 Ti

122.62fps

RTX 2080

106.95fps

RTX 2070

88.82fps

GTX 1080 Ti

89.1fps

GTX 1080

73.52fps

GTX 1070 Ti

67.22fps

GTX 1060 6GB

42fps

GTX 1050 Ti

20fps

GTX 1050 Tiの最高設定は重すぎてまともに動きませんでした。途中で酔ってきて気分が悪くなるほどです…。

最高設定だととてもきれいですが、やはりフレームレートは下がります。それでもGTX 1070Ti以上のグラボなら、平均70fps近く出ているので、普通のモニターを使う分には十分です。

最高設定で遊ぶならGTX 1070 Ti以上のグラボがオススメです。

ただ、MHWはfps制限がないので、ゲーミングモニターを使うことも可能です。最高設定でフレームレートが100fpsを超えたのはRTX 2080 Tiのみでした。

MHW 1920×1080 最低設定

RTX 2080 Ti

134.82fps

RTX 2080

133.68fps

RTX 2070

133.44fps

GTX 1080 Ti

135.97fps

GTX 1080

134.85fps

GTX 1070 Ti

142.35fps

GTX 1060 6GB

133.66fps

GTX 1050 Ti

89.13fps

そして、注目したいのは最低画質のときのフレームレートで、平均120fpsを超えるのは予想外だったポイント。ゲーミングモニターを使えば、非常になめらかで快適なプレイが可能です。

GTX 1060 6GBでも最低画質にすれば120fpsを超えてくるため、ゲーミングモニターを使うなら最低画質でGTX 1060が高コスパな選択だと思います。

クロスプラットフォーム非対応に注意

MHWはクロスプラットフォームに対応していません。なので、友人がPC版を買ったから、自分の持っているPS4版で遊ぼう!と思っても、不可能です…。

そのため、いつも一緒に遊んでいるフレンドがPC版を購入したら、自分もPC版を購入しなければならないので、注意しましょう。

みんなの声

PC版MHWにおすすめのゲーミングPC

MHWが最低画質でカクつかないPC

ガレリアDT
CPU Core i5-8500
グラボ GeForce GTX1060 6GB
ストレージ(容量) 240GB SSD
1TB HDD
メモリ 8GB

最高画質で30fpsしか出ないと言われていたGTX 1060が搭載されていますが、それはあくまでも最高画質だったらの話です。

  ベンチマークスコア(性能の数値化)
GTX 760 6377
GTX 1060 6GB 12676
参考:BEST GRAPHICS CARDS AUGUST 2018

公式から出ている最低スペックのグラフィックボードよりも、約2倍の性能があります。これなら画質を下げれば60fpsも出せます。

僕が検証した結果では120fpsを超えました。

他のPCゲームならもっと高画質でも快適に動かせるのですが、MHWの要求スペックが高すぎるので、どうしても画質だけは落とさないといけません。

ただ、コスパも悪くなく、ほとんどのPCゲームを動かすだけの性能は持っているので、他のPCゲームも遊びたい人でも十分に選択肢に入るモデルです。

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MHWを高画質で快適に遊びたい!

ガレリアXV
CPU Core i7-8700
グラボ GeForce RTX 2060 6GB
ストレージ(容量) 500GB SSD
2TB HDD
メモリ 8GB

この性能なら、画質を上げてヌルヌル快適にMHWを遊ぶことができます。最高設定でも60fpsです。

公式の発表では、GTX 1060 3GBだと高画質で30fpsしかでないと言われていましたが、GTX 1070 TiはそのGTX 1060 3GBよりもはるかに性能が高いです。

※現在はRTX 2060搭載なので、さらに高性能になっています。

  ベンチマークスコア(性能の数値化)
GTX 1060 3GB 12185
GTX 1070 Ti 19826
参考:BEST GRAPHICS CARDS AUGUST 2018

35%ほどの性能差です。想像しづらいかもしれませんが、かなり違います。

僕の検証では、高画質で遊ぶなら最低でもGTX 1070 Tiは用意すべきという結果になりました。

なので、せっかくならPC版の高画質で楽しみたい!というのであれば、このぐらいの性能のPCを選ぶのがおすすめです。

もちろん推奨スペック通りに、GTX 1060が搭載されたPCでもプレイできないことはないですが、エフェクトが激しい場面だと30fpsも下回る場合があるため、快適なプレイとは程遠くなってしまいます。

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MHWをゲーミングモニターで最高設定で遊びたい

ガレリアXZ
CPU Core i7-8700
グラボ GeForce RTX 2080 Ti
ストレージ(容量) 500GB SSD
2TB HDD
メモリ 8GB

最高設定で、なおかつゲーミングモニターでヌルヌル快適に遊ぶのであれば、現状で最高レベルの性能のPCが必要です。

低画質だとそこまで差はありませんでしたが、画質を上げるとグラフィックボードの性能差が出ます。また、4Kモニターなどの高解像度で遊ぶ場合も同様に、高性能なグラフィックボードが必要になります。

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