ゲーミングPCと普通のPCってどう違うの?
普通のPCと同じように使えるの?ゲームしかできないとかはあるの?
ゲーム向けに作られたというだけだから、普通のPCと同じように使うことができるよ。
この記事の目次
ゲーミングPCと普通のPCにハッキリとした違いはない
実は、ゲーミングPCと普通のPCにはっきりとした違いはありません。ゲームができないゲーミングPCもありますし、ゲームができる普通のPCもあります。
ただひとつ違いを挙げるとするならば、性能の違いです。ゲーミングPCは普通のPCに比べると性能が高く、快適にゲームをプレイすることができます。
つまり、高スペックのPC=ゲーミングPCということになります。
ゲームをプレイするには性能が高いPCが必要になるので、「ゲームがプレイできるPC=ゲーミングPC」とも言えます。
普通のPCとゲーミングPCの性能の違い
某家電量販店で1位のモデルと、ドスパラで1位のモデルのPCを比較しました。
普通のPC(家電量販店) |
ゲーミングPC |
|
---|---|---|
CPU | Core i5-7400 | Core i7-8700K |
グラボ | なし | GTX 1070 Ti |
廃熱処理 | 悪い~普通程度 | 良い |
サイズ | 省スペース | 大きい |
価格 | 7万円 | 17万円 |
総合 | 性能はあまり高くない | 性能がかなり高い |
大きな違いは価格とグラボの有無です。ゲーミングPCは平均的に価格が高いですが、性能もかなり高いです。
一方普通のPCは、省スペースや、モニターと一体型になっているものが多く、性能面とは違うところに力を入れている印象があります。
ゲームをプレイするにはグラボ(グラフィックボード)がほぼ必須です。上記の表を見ても分かる通り、普通のPCの方にはグラボが搭載されていないので、重いゲームはプレイできません。
実はCPUにも「内蔵グラフィックス」という画像処理の機能が備わっているので、2Dの軽いゲームならプレイできますが、FF14やPUBGなどの3Dゲームとなると、カクカクでまともに動きません。
昔よりはCPUの内蔵グラフィックスも高性能になりましたが、それでもまだまだグラボには劣ります。
ゲーム用のPCはゲームに向いているパーツで構成されている
先ほどの比較表に使ったPCは、ゲーミングPCの中でも人気があるモデルです。この構成はゲームに最適化されたパーツが選ばれているため、重い3Dゲームも快適に動かせます。
また、ケースの大きさにも違いがあります。普通のPCはスリムケースや一体型のPCが多く、とにかく省スペースです。
しかし、省スペースには熱に弱いという大きな欠点があります。ゲームなどの重い処理を行うとたくさんの熱が発生し、PCが壊れやすくなります。
ゲーミングPCはケースが大きい分、大きなファンをたくさん搭載しているので、熱に強く、ゲームをプレイしても壊れないような作りになっています。
このようにゲーミングPCは、ゲームをプレイする人向けに作られています。スペックや排熱処理が高く、ゲームをプレイする前提の構成です。
普通のPCはゲームをプレイすることを想定していません。エクセルやワードで文書を作ったり、動画を見る、ブログを読む、SNSを使うなど、ゲーム以外に使うことを想定しているので、排熱処理が甘いです。
その分価格は安いです。ゲーミングPCは良いパーツを使っていることが多いので、価格は10万円前後~20万円になりますが、普通のPCは安くて3万円ぐらいから入手できます。
価格別のゲーミングPCについては別ページでご紹介していますので、こちらも読んでみて下さい。
ゲーミングPCにできて、普通のPCにできないこと
軽い2Dゲームやブラウザゲームであれば普通のPCでもプレイできますが、それ以外のゲームとなると、普通のPCでは難しくなってきます。
- MODの導入
- 高画質でプレイ
- 対戦ゲームでサクサクプレイ
- Twitchなどでゲーム配信
- 動画撮影、実況等
これらの作業は普通のPCだと難しくなります。
特に最近のゲームは必要とされるスペックがどんどん高くなってきているので、新作ゲームを快適に遊びたい場合は、ある程度良いスペックのゲーミングPCを用意する必要があります。
また、ゲームをプレイしながら配信をしたり、動画撮影をしながらプレイするには、ゲーミングPCが必要です。
ゲーミングPCは普通のPCと同じように使える
このような質問をいただくことがあるのですが、機能的な違いはありません。
ゲーミングPCにエクセルやワードをインストールすれば、同じように使うことができます。それ以外のソフトも同じです。
また、ゲーム以外のソフトもゲーミングPCの方が快適に使えます。
ゲーミングPCはメモリの容量が多く、CPUの性能が高いので、ブラウザのタブをたくさん開いたり、色んなソフトをたくさん立ち上げても快適です。
また、グラフィックボードを搭載しているので動画を複数開いても重くならないですし、デュアルディスプレイにしても快適です。
なので、普通に使う人でもゲーミングPCを選ぶ意味はあります。
ゲームができる普通のPCもある
ゲーミング用として売られていないPCでも、ゲームをプレイすることは可能です。
CPU | Core i5-8500 |
---|---|
グラボ | GeForce GTX1050 Ti 4GB |
ストレージ(容量) | 240GB SSD 1TB HDD |
メモリ | 8GB |
たとえばこちらのPCはドスパラで普通のPCとして売られているのですが、グラボも入っている中の上ぐらいのスペックのPCです。
このPCなら3Dゲームも快適にプレイできます。普通の人ならもったいないほどのスペックです。
このように、ゲーミングPCという名前ではなくても、中を見ればゲームがプレイできるかどうかが分かります。使われているパーツがゲームに対応したものであれば、わざわざ「ゲーミング」と名前がついていなくてもOKです。
しかし初心者の場合は、どのPCならゲームができて、どのゲームだとゲームができないのかというのが判断しづらい思います。
なので、ゲームをプレイするのであれば、ゲーミングPCを選ぶのが一番おすすめです。
ドスパラやG-TuneなどのBTOメーカーの場合は、使われているパーツによって価格が変動するので、価格が高ければ高いほど性能が良いPCということになります。
しかし、家電量販店の場合は不要なソフトやブランド料などがプラスされていることもあるので注意しましょう。
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