GTX 1060は3GBと6GBのどっちを選ぶべき?を分かりやすく解説してみた

ゲーミングPCのグラボ選びで悩んでるんだけど、GTX 1060には3GBと6GBがあるよね。どっちのほうがいいのかなぁ?

結論から言うと、オススメは6GBだよ。よほどのことがない限りは6GBを選んでおくべき!

『なんで6GB版のほうがいいの?』については、この記事で詳しく、できるだけ分かりやすく解説していくよ。

GTX 1060 3GBと6GBの違いってなんだろう?

違うところ GTX 1060 3GB GTX 1060 6GB
VRAM(メモリ容量) 3GB 6GB
シェーダープロセッサ数 1152 1280
演算ユニット数 9 10

同じGTX 1060という名前なので、メモリ容量だけが違うのかな?と思いきや、実は他の部分も少しだけ違います。

この違いがどれぐらい性能に影響してくるか?というと、実はそんなに大きくありません。

ゲームをプレイしていても、『3GB版と6GB版の違いを体感するのは難しい…』というくらい小さな差です。

その差を数値化してみると…。

GTX 1060 3GB 12185
GTX 1060 6GB 12676
BEST GRAPHICS CARDS – 3DMark

このようになっていて、その差は約4%です。

えっ!?たったの4%!?

と思うかもしれませんね。そうです。たったこれだけの差しかないんです。

それなのに価格差は約3000円~5000円なので、コスパを求める価格帯としては少し悩みどころ。

おそらくこの記事を読んでいるあなたも、『これだけのお金を追加で出すメリットはあるのか?』と悩んでいることでしょう。その悩みにお答えします。

それでもGTX 1060 6GBをおすすめする理由

ベンチマークスコアだけ見ると4%の差しかありませんが、それでも僕はGTX 1060の6GB版をおすすめします。

その理由が安定性と保険です。

ほとんどのゲームは3GBで安定して動かすことができますし、重くなることもまずありません。しかし、

せっかくグラボを変えたんだから、画質や設定を上げたい!

となったときに、ビデオメモリの少なさがネックになる可能性があります。

例えば、レインボーシックスシージのグラフィック設定を最高にすると、ビデオメモリは4054MB消費します。つまり4GB以上です。これだと3GB版では足りなくなってしまい、フレームレートが不安定になります。

フレームレートは、画面の滑らかさのことだよ。
つまり、設定を上げるとカクカクになるってことか…。

GTX 1060で快適に動作するゲームだとしても、ビデオメモリが足りないせいでカクカクしたり、ラグが発生することがあります。

せっかく新しいグラボやPCを買い替えたのに、3GB版を選んだせいでゲームがカクついたらもったいないと思いませんか?

現在GTX 1060 3GB版を使っている人で、『MMOで特定の街だけカクつく』という場合も、ビデオメモリが足りていない可能性があります。もし6GB版だったら快適だったのに…と思うと、ちょっと悔しいですよね。

このような後悔をしないための保険として、僕は6GB版をおすすめしています。

3000円~5000円で後悔してしまうかも…。ということを考えると、出し惜しみしないほうが良いと思うよ。

グラボは長く使い続けるモノだし、ゲームでの影響力が最も強いパーツだからね。

今後、低画質でも3GB版じゃ足りなくなるかも?

上記のようなトラブルは、画質設定を下げたり、解像度を下げればある程度は回避できます。

例えばレインボーシックスシージの場合でも、グラフィックを最低まで下げれば、ビデオメモリは966MBまで下がります。

しかし、最近出てきているゲームの推奨動作環境にビデオメモリを3GB以上要求するものが出てきているので、3GBではやっぱり不安です。

下位グラボのGTX 1050 Tiですら4GBのビデオメモリを搭載していることを考えると、3GBがいかに少ないか分かるはずです。

GTX 1060 3GB VS 6GBのまとめ

3GBと6GBのメリット・デメリット

  • 3GB版のほうが数千円安くなる
  • 3GB版はビデオメモリが原因でカクつきやラグが発生するリスクがある
  • ビデオメモリ以外の性能も6GB版のほうが上

価格面では3GB版のほうが少し有利ですが、それ以外では6GB版のほうが圧倒的に勝っています。

ベンチマークスコアではわずか4%の差しかありませんが、安心感や安定感を考えると、3GB版を選ぶメリットは少ないのかなと思います。

3GB版が最適なのは、「画質設定を下げても全然気にしないよ。オッケー☆」という人や、『リアル系FPSとかはやらないよ…。軽いブラウザゲームとか動画見るぐらいかな。」というライトゲーマーです。

PCでゲームを遊ぶのが主な用途なら、6GBを選びましょう。

後悔したくないなら6GB版です!!

GTX 1060搭載のおすすめゲーミングPC

ガレリアDT
CPU Core i5-8500
グラボ GeForce GTX1060 6GB
ストレージ(容量) 240GB SSD
1TB HDD
メモリ 8GB

GTX 1060の6GBが搭載されたゲーミングPCです。僕も実際に使ってレビューしました。

どのゲームも快適に動かせるコスパが良いモデルなので、ゲーミングPC選びに迷ったらこれがおすすめ。

【コスパ最強】ガレリアDTを実際に使って徹底レビュー!

GTX 1060に関する質問

GTX 1060に関連したよく目にする質問や、知人から寄せられた質問をまとめました。随時追記していきます。

GTX1050 TiとGTX 1060で迷っています

どちらが良いか?については明らかにGTX 1060です。価格を考えるとGTX 1050 Tiも確かに魅力的ではあるのですが、ゲームをプレイするという目的がある以上、性能が正義です。

性能と価格で迷っているなら、絶対に性能を取ったほうが良いです。グレードの低いグラボを選んで性能の低さに後悔することはあっても、高い性能のグラボを買って後悔することはまずありません。

特にゲームはどんどん新しいモノが出てきますし、高い性能のグラボで損をすることはありません。大は小を兼ねます!

予算的に上位モデルにも手が届きそうなら、迷わず上位を選びましょう!

特にゲームはグラボが命だから、そこだけは妥協しないように!

GTX 1050 Ti搭載のおすすめゲーミングPC

GTX 1060とGTX1070で迷っています

GTX 1050 Tiと悩むケースに似ているようでちょっとだけ違います。

GTX 1060であれば、大抵のゲームは設定をいじれば144fpsは出せますし、ゲーミングモニターも無駄になりません。

GTX 1050 Tiだとマトモに動かないゲームも出てくるけど、GTX 1060ならその心配はまず無いからね。

ではGTX 1070にするメリットは?というと、画質設定が上げられて、さらに快適に動作させることができます。

ここは完全に好みなので僕の主観になってしまいますが、僕は画質を上げてサクサク快適に遊びたいと思ってしまうタイプなので、GTX 1060とGTX 1070で迷っているなら、GTX 1070を選びましょう!という回答になります。

GTX 1050 Tiの項目でも同じようなことを書きましたが、PCパーツは価格を考慮して性能の低いものを選ぶと、結構な確率で後悔します。

僕も何度か安いモノを選んで後悔したことがありますし、『やっぱりもうちょっと奮発してアレにしておけばよかったな~』という後悔をしている人をたくさん見てきました。

なので、GTX 1070とGTX 1060で迷っている時点で、「GTX 1060を選ぶと後悔する可能性が高い」と判断し、僕ならGTX 1070(またはGTX 1070 Ti)を選びます。

GTX 1070 Ti搭載のおすすめゲーミングPC

ゲーミングPCを選ぶときは、CPUよりもグラボの性能を上げましょう。ゲームへの影響度はグラボ>CPUです。

最近はCore i5-8400や8500などの性能が良くて安いCPUも増えてきていますので、i7を選んでGTX 1060にするよりも、i5でGTX 1070にするような選択がおすすめです。

ゲーミングモニター使うならGTX 1060じゃ力不足?

これに関してはゲームによりけりという感じです。

GTX 1060なら大抵のゲームは144fps以上出せるので、ゲーミングモニターも無駄にはなりません。

ただし、重いコトで有名なBF1やPUBGになると、設定を下げても100fps前後で推移したり、それ以下になることもあるので、そこだけは注意が必要です。

ただ、fpsが落ちてもゲーミングモニターが無駄になるわけではありません。フレームレートが144fps以下になってもある程度はヌルヌル動きます。

なので、『ゲームや設定にもよるが、力不足ではない』という回答になります。

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