ゲーミングPCの保証は必要?保証の内容と延長について

こんな人に向けた記事です
  • ゲーミングPCの長期保証に入るか迷っている
  • 保証が一番手厚いメーカーを知りたい
  • 保証の内容を詳しく知りたい

ゲーミングPCの基本的な保証について

どこのメーカーでも、ゲーミングPCを購入したときは1年間の無料保証がついています。

無料保証の内容は、自然故障があった場合にPCを店舗に持ち込むか、送料を負担して工場等に送り、修理してもらうというものです。

自然故障とは、水没や物理的な破損などがない、いわゆる「使ってたら勝手に壊れた」というやつです。

メーカーによっても内容が少し変わることがあるよ。

パーツの交換や増設をしていると保証対象外になるのがほとんどなので、保証を受けるならPC内部をいじってはいけません。

長期保証には入っておくべき?

まず、長期保証にも種類があることを知っておかなければなりません。

最近は初心者でもドスパラなどのBTOを選ぶことが多くなってきているため、保証がとても充実しています。

無料保証の延長はしておいたほうがいい

どのメーカーでも用意されているオーソドックスなタイプの長期保証が、無料保証の延長です。無料保証が1年では心配だという人のための保証です。

僕個人としては、このタイプの保証には入る必要がないと考えています。なぜなら、故障したときに自分で修理してしまうからです。

BTOの保証というのは、自分でパソコンの蓋を開いてパーツを交換したり、触ったりした場合、保証が無効になってしまいます。なので、自分で修理したり、パーツを交換できる人は保証に入る必要はありません。

ですが、自分で修理ができない初心者の方や、できるだけ長く使っていきたいと考えている人は、延長保証にも入っておくことをおすすめします。

ただし先ほども書いたように、蓋をあけて改造した時点で保証は無効になってしまうため、自分でグラフィックボードを交換したり、メモリを増設したら保証が無効になってしまう点には注意しましょう。

とはいっても、メモリやグラボを増設した後で壊れたら、元のパーツに戻してから修理に送れば大丈夫です。

パーツを増設する時に「間違った場所に挿してショートした」というような場合は、明らかに増設が原因で故障しているので、保証を受けることはできなくなってしまいます。

無料の保証を延長するための料金

ドスパラ 無料保証(1年) 持ち込み無料
送る場合は送料は客が負担
2年間 本体価格の6%
3年間 本体価格の10%
G-Tune(マウスコンピューター) センドバック修理(送って修理) 1年間 無料(送料は客が負担)
3年間 7,000円
ピックアップ修理(業者が回収して修理) 1年間 なし
3年間 10,000円
オンサイト修理(業者が家に来てその場で修理) 1年間 なし
3年間 15,000円
ツクモ 無料保証(1年)
延長保証(3年) PC本体の価格によって細かく変動
延長保証の場合、自然故障以外の故障にも対応
パソコン工房 無料保証(1年) 配送(送料は客負担)
延長保証(3年) 6万円未満 6,000円
6万円以上 商品代金の10%

こうして見てみると、ツクモの延長保証は他のメーカーに比べてかなり頼りになります。

自然故障以外にも対応しているので、衝撃や火災が原因で破損した場合も保証してくれます。なので、延長保証には絶対に入ったほうが良いです。

初期不良に関してはどのメーカーも、2週間程度~1ヶ月は初期不良として対応してもらえます。

メーカーが独自に用意している保証

無料保証の延長とは別に、メーカーが独自に保証を用意していることもあります。

ドスパラのセーフティサービス

ドスパラには、月額料金での保証があります。

最も安いのが納得プランで680円、最も高いのがとことん満足プランで1580円です。

サービスの内容は、自然故障以外の修理、365日の電話サポート、PC内部の清掃代行などです。料金によってプラスでサービスが受けられます。

ゲーミング専用のプランもあり、ゲーミングデバイスの交換をしてもらうこともできます。

セーフティサービスの詳細をみる

このセーフティサービスについてですが、色んなサイトやブログを読んでみると、お得じゃないから入らなくて良いと書かれている場合がほとんどです。

セーフティサービス単体で見ると、月額制だし、ちょっと微妙な感じがしてしまいますが、実はドスパラにはセーフティサービスモデルというオトクなモデルがあります。

セーフティサービスモデル

セーフティサービスモデルで購入したほうが得

セーフティサービスモデルとは、セーフティサービスとセットになったモデルで、送料が無料になり、PC本体の価格も大幅に値下げされます。

  ガレリアXV
セーフティモデル
ガレリアXV
通常購入
本体価格 162,980円 172,980円
送料 無料 2100円
セーフティサービス 一番安いプランで月額680円×12ヶ月=8160円 なし
合計額 171,140円 175,080円
※2018年11月時点での価格です。

こうやってちゃんと計算してみると、セーフティサービスモデルの方が、セーフティサービスが付いているのにも関わらず4000円も安くなります。

なので、ドスパラでゲーミングPCを購入する場合は、セーフティサービスモデルから選ぶほうがお得です。

しかし、セーフティサービスは月額制になるので、1年後に不必要だと思ったら解約しておかないといけません。

また、クレジットカードが口座振替の登録が必要になるので、代引きで購入したい人は受けられないという欠点もあります。

セーフティサービスモデル

セーフティサービスモデルが用意されていないPCもあるので、自分の欲しいPCがあるか1度目を通しておきましょう。

ツクモの延長保証はアツい!

先ほども書きましたが、3年間の延長保証に加入すれば、過失による故障にも対応してもらえます。

壊れた場合はパーツの交換になりますので、自分で修理できるという人であっても、入っていて損はないと思います。パーツを自分で交換する費用を考えたら、延長保証に入ったほうがお得です。

保証に入るべき人、入らなくてもいい人

こんな人は保証に入ろう
  • 少しでも安心感を増やしたい
  • 買ったPCは絶対にいじらない
  • 現時点で最強レベルのスペックのPCを買った

5年先でも主力として戦っていけるような性能のPCを選んだ場合は、手厚い保証に加入しておいても良いと思います。

PC内部を触る必要がないので、何かあったら専門家に任せましょう。

しかし、それ以外の人は保証に入る必要はないでしょう。そもそもBTOは自分でパーツを交換するのも楽しさのひとつですし、ずっと同じスペックで満足できる人は少ないです。

また、修理も絶対に直る保証はありません。僕の友人はかなり時間がかかった挙句、直らずそのまま返送されてきて、有償修理になったこともありました。(どことは言いませんが、某高級志向BTOメーカーです。)

なので、僕自身がBTOメーカーでPCを購入する際は、延長保証には入りません。延長保証に入るお金をPCのスペックアップに回します。

ですが、初心者だったら何かと心配だと思うので、入っておいたほうが良いと思います。僕もPCに詳しくなかったときは延長保証に入ってました。

保証が手厚いメーカーランキング

1位 ツクモ

やはり、ツクモの延長保証は魅力的です。

自然故障以外で壊れることはほとんどありませんが、物理的に壊れる可能性もゼロではないので、入っておいたほうが安心です。

特にノートPCの場合、持ち歩いたり、ベッドで寝ながら使うということもあると思います。ベッドから落としてしまったり、飲み物をこぼしてしまう可能性もありますから、ノートPCを購入する場合は特に入っておいたほうが良いです。

2位 ドスパラ

自然故障以外の保証にも対応しているドスパラも、保証という点では優秀です。延長保証だけでも十分ですが、セーフティモデルが安くなるのでおすすめです。

ドスパラは各地に店舗が多いのもポイントです。自分で持ち込めばその場で簡易検査をしてもらえますし、しっかりと話を聞くことができます。

3位 サイコム

サイコムは「サイコムの評判・評価まとめ」という記事でも書いたとおり、カスタマイズ性が高く、BTOメーカーの中では最も質が高いショップです。(価格も高いですが…。)

そんなサイコムは保証も手厚いのが評判です。

例えば、パーツが壊れたから代わりのパーツを送ってほしいと頼んだら送ってくれたという人がいたり、調子が悪いマザーボードをすぐに交換してくれた、サポートの対応がしっかりしていたなど、悪い評価がほとんど見つからないショップです。

自作代行とほとんど変わらないショップなので価格が高くなってしまいますが、その分融通が聞くのが大きなポイントです。

たくさんのPCを出荷している大手メーカーではできないような、個人ショップのような対応の良さが人気です。

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