僕はSteelseriesのRivalシリーズが大好きです。
初代Rival(Rival Optical)が登場したときからずっと使い続けていて、Rival300、Rival700、Rival310と、新しいRivalが出るたびにちょこちょこ買ってました(100と500は買ってません。ゴメンナサイ)。
そんな僕がRival600購入し、3ヶ月間使ったのでレビューします。
結論から言うと、過去のRivalシリーズのダメなところが全然改善されていなくて、僕としてはとてもガッカリでした…。
この記事の目次
Rival600の外観
Rival600本体はメカメカしくなってます。過去のRivalシリーズと比べてもちょっと異色です。
他のRivalと比べてみても、やっぱり見た目がガラっと変わってます。
右利き用なので、右側に傾いていて握りやすくなっています。
ケーブルは着脱式です。Rival700は底に挿すタイプだったのですが、600では前面から挿すノーマルなタイプになっていました。
ケーブルの着脱機能は個人的には必要ないと思っているのですが、どうなんでしょう?
サイドボタンは珍しい3ボタンです。
700も3ボタンでしたが、位置とサイズが変わっています。
サイドのラバーも今までのRivalとは大きく異なっていて、突起がなくなりサラサラしています。
ソールは3つで大きめです。
最近は特殊な形のソールばかりですね。IE3.0が全盛期だった頃のような、米粒ソールはもうダメってことなんでしょうかね。
センサーは中央です。
重さはケーブルなしで97.5グラムでした。割と軽いです。
ただし重心が後ろ側にあるので、Rival310から移行したときはちょっと違和感がありました。
Rival600の錘とリフトオフディスタンス調整機能
Rivalの重さを変更する
Rival600の大きな特徴は、重さが変えられること。
『ついにRivalにも来たか…!』という感じ。
サイド部分が外れるようになっていて、ここに錘(おもり)をセットします。
1粒が4グラムになっていて、計32グラムまで増やせます。
僕は軽いほうが良かったので、ひとつも使っていません。後ろ寄りな重心が気になる場合は、前にセットすると良いと思います。
リフトオフディスタンスの調整機能
もうひとつの大きな機能がリフトオフディスタンスの調整機能です。
Rival600には深度センサーが搭載されていて、リフトオフディスタンスを変更することができます。
リフトオフディスタンスの距離は最小で0.5mmと、とても短いです。少しでも浮かせたらまったく反応しません。
ゲーミングマウスのリフトオフディスタンスは、短いほうが良いというのが基本です。
なぜなら、リフトオフディスタンスが長いと、マウスを浮かせたときにカーソルが反応してしまい、意図しない方向に動いてしまう可能性があるからです。
それを防ぐために、ゲーミングマウスのリフトオフディスタンスは、普通のマウスよりも短くなっています。
ただ、リフトオフディスタンスには好みもあるので、ここが変更できるのはすごく大きなメリットです。僕は0.5mmだと短すぎたので、少しだけ調整しました。
Rival600の使用感
使って1日目で『神マウス来たな。』と思いました。
全体的に良くまとまっていますし、過去の欠点だったラバー部分にも改良が入っていると思ったからです。
Rival310からの乗り換えだとちょっと違和感を感じる部分もありますが、調整ですぐに慣れました。
握った感じ
握りやすさは過去のRivalに比べると弱くなってます。とはいえ形はいつものRivalなので、握りにくいということはありません。
リフトオフディスタンスは極端に短く、少しでも浮かすとカーソルが一切動きません。僕はちょっとだけ浮かしながら動かすタイプだったようで、違和感ありまくりでした。
なので、設定で少しだけ長くしたらめちゃくちゃ使いやすくなりました。バッチリ。
クリックとホイールについて
クリック感はしっかりあります。硬すぎずやわらかすぎず、ちょうど中間ぐらいです。クリック後に沈むような感覚もなく、ちゃんと反応(反発)してくれます。
そのおかげで連打しやすく、LoLのクリック移動や、FPSのタップ撃ちがスムーズにおこなえます。
クリック音はそこそこ大きいです。音の種類はコトコト系。高温でカチカチ鳴るタイプではないので、大きいながらも落ちついています。
ホイールは柔らかく、一応「ゴロゴロゴロ」というクリック感はありますが、弱めです。
3つめのサイドボタンはやっぱり使わない
サイドボタンが3つになっていますが、僕はまったく使っていません。位置が微妙に遠くて押しづらいです。
たまに使うモノをセットしておいても存在を忘れているので使わないですし、購入してから1回もマトモに押してません。
手前側にあればまだ使えるかもしれませんが、サイドボタンは2個で十分だと思います。
3ヶ月間使って見えてきたRival600の弱点と、やっぱりダメだったラバー
冒頭で、僕は初代Rivalから使っているとお話しましたが、Rivalシリーズはどれもサイドのラバー部分が弱いです。
ラバー部分の耐久性が低くてどんどん削れていったり、剥がれたりと、とにかくラバーに欠点が多すぎました。
Rival600は、サイドのラバーが今までのようにゴツゴツしていなくて、とても良さそう。
『ついに改良してくれたか…!』と嬉しくなりました。
2ヶ月目で接着剤が溶け出してくる
そのまま使用すること2ヶ月。季節は夏になりました。いつものようにゲームをプレイしていると、なぜか小指と親指がベタベタに。
最初は『なんか手がベタついてる…。なにか食べたときに汚れたのかな?』と思って手を拭いていたのですが、何度拭いてもベタベタに…。
おかしいぞ?とマウスを確認すると…。
『やっぱりラバー剥がれてきてるーーー!!!』
『小指側も剥がれてるー!!!』
それからは、戻しても戻しても数分後にはズレてきて、ゲームに集中できなくなりました。しかも小指と親指が接着剤でベタベタしてイライラしますし、その手で触ったところも汚れます。
というわけで、やっぱりRivalのラバーはダメダメでした。
ちょうど夏で暑かったというのもあるかもしれませんが、部屋は常時エアコンをつけていましたし、極端に暑すぎるということはなかったと思います。
また、冬も暖房をつけるので、結局季節は関係ないのかな…と。
もうラバーなくせば良くない?
今までに何種類ものRivalを使ってきましたが、どれもラバーが欠点になっています。『ラバーを改良しました!』と言っていたRival310は、確かに削れなくなったものの、今度は剥がれてしまう結果に。
今確認したら、Rival310はラバーだけ単体で売られてるみたいです。
正直、もうラバーなしでよくね?と思うのですが、どうなんでしょう…。
Rivalの使用感が好きでずっと使ってきましたが、毎回毎回ラバーに不満が出るので、本当にどうにかしてほしいです。Rival600に関しては3ヶ月でコレって…。
さよなライバル
というわけで、僕は別のマウスに移行することになりました。
ここ数年はずっとRivalだけ使っていたのですが、まさかここまでひどくなるとは。
念のためにTwitterでも確認してみたのですが、同じようにRival600のラバーが剥がれやすいというつぶやきがあったので、僕だけではないようです。
Rivalシリーズの中でもRival600はとくにヒドイと思います。削れるならまだしも、接着部分が溶けてきてマウスも指もベタベタになるので、非常に不快でした。
今でもRivalは好きですが、ラバーがどうにかならない限り、今後は使わないと思います。
以上、Rival600を3ヶ月使ったレビューでした。
購入当初はめちゃくちゃ良い印象だったのに、今では最悪です…。形や機能は良いだけにすごくもったいないです。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…。
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