デスクトップPCは場所をとるため、どこに置くべきか迷ってしまいます。
僕も色々試して机の上に置いたり、床に置いてみたり、はたまたモニターの裏に置いてみたりと試行錯誤していますが、現在は床に置くことで落ち着いています。
この記事では、デスクトップPCの本体をどこに置くのが最適なのか、それぞれどんなメリット・デメリットがあるのかについて解説します。
この記事の目次
机の上or床の上?両者のメリット・デメリット
机の上に置くメリット
パソコン本体を机の上に置く最大のメリットは、ホコリが溜まりにくいことです。
ゲーミングPCの寿命という記事でも書きましたが、PC内部のファンにホコリが溜まると、熱でパソコンが壊れやすくなります。
ゲーミングPCの寿命はどれくらい?ゲームをすると寿命は短くなる?
床はホコリや髪の毛など、ゴミが溜まりやすい場所です。
ゲーミングPCは一般的なPCよりもファンの数が多いので、サイドパネルやフロントパネルなどからどんどんホコリを吸ってしまいます。
また、犬や猫などのペットを飼っている場合も机に置くほうがメリットが多いです。ペットは人間以上に毛が落ちますし、ホコリの量も多くなります。
僕も犬を飼っていますが、特に夏場は毛が抜けやすい時期なので、たった1ヶ月だけでも放置していると、犬の毛だらけになっています。
こまめに掃除をするのが面倒な人や、PCの蓋をできるだけ開けたくないという人は、机の上に置くほうが良いかもしれません。
パソコンメーカーも机の上に置くことを推奨しているので、やはりそれだけメリットが大きいということになります。
机の上に置くデメリット
机の上に置くデメリットは、単純にスペースの問題です。実際にやってみると分かりますが、思った以上に圧迫感があり、結構邪魔になります。
また、デュアルディスプレイなどもしにくくなるため、机の上に置けるのは、広い机を使っている人です。
それだけでなく、PCと接続するケーブル類が見えてしまうので、机の上がごちゃごちゃするというデメリットもあります。
シンプルに、そしてすっきりとさせるなら、机の上には置かないほうが良いです。
僕はできるだけ机の上はすっきりさせたいタイプなので、床置きにしています。
床の上に置くメリット
パソコンを床の上、すなわち机の下や机の横に置く場合の最大のメリットは、机の上を最大限まで広く使えるということです。
僕は横幅160cmの大きめの机を使っていますが、この広いスペースを目一杯活かすなら、やっぱり机の下に置くのがベストです。
本体を床置きにすれば、トリプルモニターもできちゃいます!
縦にして撮ってみました。
ゲーミングPCにはスリムタイプもありますが、一般的なサイズはモニター1枚分ぐらいのサイズになるので、もし机の上に置いたら…を考えると、トリプルモニターにはできませんね。
また、逆に机があまり広くない場合も、床置きの方がメリットが大きいです。
大きなマウスパッドを使う、ギリギリの広さでデュアルモニターを使うなど、狭い机でも床置きにすればできることが広がります。
床の上に置くデメリット
床の上に置くデメリットは、ホコリが溜まりやすいことです。
冒頭でもお話しましたが、僕は過去に色々なところに置いて試行錯誤しました。その中でも床置きは、ダントツでホコリが溜まりやすいです。
特に机の下は掃除がしづらく、配線類がごちゃごちゃしているのでさらにホコリが溜まりやすい最悪のスペースです。
こまめに掃除機をかけたり、PC内部のホコリを綿棒で取る、フィルターの掃除をするなど、定期的なメンテナンスをしないと、パソコンが壊れてしまいます。
僕はこまめに掃除をしているほうですが、それでもこれぐらいのホコリはすぐに溜まってしまいます。これが床置きの最大のデメリットでしょう。
きれいにファンのところだけ丸くホコリが溜まっていますが、やはりそれだけ日常的にホコリを吸い取っているということになります。
ですがこのフィルターのおかげで、PC内部やファンに大きなホコリが絡まることもありません。
床置きがベストだと決めてから数年間は床置きにしていますが、しっかりメンテナンスをすれば、細かいホコリが少し残る程度で、壊れるほどの熱が発生することもありません。
ベストな場所はどこなの?
机の上、机の下、ともにメリットがあるのですが、ではどこがベストなのかを考えてみました。
僕としての結論は、デスクトップPCを置く用のラックを使うのが一番良いと思います。
直接床に置くのではなく、上記のようなキャスター付きの台を間に挟むことで、ホコリを大幅に減らすことができます。
メタルラックなどを使うのも良いと思います。これなら床置きと机置きのメリットを同時に有効活用できます。
ただし注意が必要なのが、左右に壁のある箱型の台はダメです。空気の通り道を塞いで熱くなってしまうので、上記のような乗せるタイプの台にしましょう。
他に気をつけるべきポイントは?
パソコンを置く場所として気をつけるべきポイントは他にもあります。
窓際は避ける
窓際は直射日光や紫外線で本体が劣化してしまう危険性があります。紫外線や熱は物を劣化させる働きがあるため、色あせの原因なります。
また、窓に近すぎると、結露した水がカーテンなどを伝って触れてしまう可能性もありますから、窓のすぐ近くではなく、少し離しておくようにしましょう。
モニターの裏は良くない
モニターの裏は、一見するとスペースも広く取れる良い場所に思えますが、モニターからの熱が直接本体に当たるので、実はあまり良くない場所です。
モニターを見てみると分かると思いますが、後ろの方に排熱用の穴が開いています。
排熱効率を考えるのであれば、モニターの横、もしくは床置きがベストです。
机の下や横にも置けるスペースがない場合は?
大きな机があるわけでもなく、机の下にパソコンを置けるようなスペースもない…。という人もいますよね。
そういう人には、スリム型のゲーミングPCをおすすめします。
よく、スペースがない場合はノートPCや一体型PCがおすすめされますが、両者とも良くないところが多すぎるので、個人的には全くおすすめできません。
ゲーミングノートPCはおすすめできない!ゲーミングノートのデメリット
スリムタイプのPCも、普通のゲーミングPCよりは排熱効率が悪いというデメリットはあるのですが、それでもノートPCや一体型PCに比べれば数段マシです。
これならモニターの下にも横置きできます。モニターアームと合わせるとさらに広いスペースがとれます。
このモデルなら自由がきくので、デスクトップPCが欲しい…。でも置く場所がないしやっぱりノートしかないのか…という人でも選びやすいです。
コメントを残す